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サードパーティコンポーネントの管理

CRAの要件のひとつに、製品に組み込まれたサードパーティ製コンポーネントへの対応が含まれています。CRAでは、脆弱性管理の責任が製品全体に及ぶため、使用しているサードパーティ製コンポーネントについても、製造者が責任を負うことになります。

Qtでは、使用しているサードパーティ製コンポーネントやOSS(オープンソースソフトウェア)に対しても、適切なデューデリジェンス(相応の注意義務)を実施しています。

EU CRA 条文参照

前文第34項

デジタル要素を含む製品にサードパーティ製コンポーネントを組み込む製造者は、適切なデューデリジェンス(相応の注意義務)を行うことで、サイバーセキュリティ要件への準拠を確保しなければならない。
これには、適合性の確認、定期的なセキュリティアップデート、脆弱性のない状態の維持などが含まれる。

万が一脆弱性が発見された場合は、その対処を行い、責任ある関係者に通知する必要がある。なお、デューデリジェンスの内容やレベルは、コンポーネントのサイバーセキュリティリスクの度合いに応じて異なる。

法令本文を確認する

サードパーティソフトウェアに関する
考慮事項

SBOM(ソフトウェア部品表)の提供状況

​CRAにおける管理者または製造者としての対応可否

セキュリティアップデートの実施体制および運用慣行

CVE(公開脆弱性情報)の開示状況

モジュールのライセンス形態

統合の深さ(インラインコードか、別モジュールか、その中間か)

そのサードパーティ製コンポーネントを維持しますか?除外しますか?それとも統合モデルを変更しますか?そのコンポーネントに対して、より主体的にメンテナンスやCRA対応を担う必要がありますか?その対応方針をユーザーにどのように伝えますか?

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